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      アレルギー資料            

(1)【エピペン(エピネフリン自己注射)】

エピペンはアメリカで1980年代から発売されている医薬品で、アドレナリン(別名エピネフリン)

を自己注射するための注射針一体型の携帯用注射セットです。

日本では蜂刺傷による重篤なアレルギー(アナフィラキシー)への対応のため、2003年8月に

はじめて認可され、2006年からは食物アレルギーによるアナフィラキシーにも使えるように

なりました。詳しくはこちらをどうぞ→ http://www.epipen.jp/


(2)【食品添加物】

食品衛生法において、『食品の製造過程において、又は食品の加工もしくは保存の目的で、

食品に添加・混和・浸潤、その他の方法によって使用する物』(4条2項)と定義されています。

食品を安全に食する為には必要な物もありますが、その使用が過度になったり、安全性が不確かな物

を使用することにより、私たちの健康を害する恐れがあります。

私たちはもっと食品添加物の知識を高め、メーカー側に購買を通じて意思表示する必要があります。

この添加物の使用はYESなのか、NOなのかを。

そして少しでも添加物の少ない食品を購入することは、私たちの健康を考える上で必要なことであり、

地産地消の観点からいっても、今後の地域活動の核ともなる重要なことなのです。


(3)【仮性アレルゲン】

仮性アレルゲンとは、ジンマシンを起こす化学物質を含んでいる食品のことです。

栄養価の高い食品が多いので普段は食しますが、ジンマシンが出た時やアレルギー体質の方で、

体調があまり思わしくない時などは、なるべく食べないようにします。


◎ヒスタミン・・・血管を拡張させ、むくみ・ジンマシン・発赤・気管支収縮などの

 アレルギー反応を起こさせる。

(含まれる食品・・・ほうれん草、ナス、トマト、エノキダケ、牛肉、鶏肉、発酵食品、

 鮮度の悪い青魚など)

◎アセチルコリン・・・副交感神経を刺激し、自律神経失調症状や血管の拡張、気管支喘息

 などを起こす。

(含まれる食品・・・タケノコ、ナス、トマト、落花生、ソバ、山芋、里芋、松茸、クワイなど)

◎セロトニン・・・平滑筋の収縮、血管の収縮を起こし、効果を切れると血管の拡張などを過剰に

 起こし、アレルギー反応を加速させる。

(含まれる食品・・・トマト、バナナ、キウイ、パイナップル、メロン、アボガド、プラムなど)

◎チラミン・・・血管収縮作用があり、血圧が上昇する。効果が切れると血管拡張が起こり、

 頭痛、動悸、顔面紅潮、発汗、吐き気、嘔吐などを起こす。

(含まれる食品・・・チーズ【特に古くなったチェダーチーズ】、ワイン、チョコレート、アボガド、

 プラム、バナナ、ナス、トマト、鶏レバー、ニシン酢漬けなど)

◎フェニルチラミン・・・チラミンと同様。

(含まれる食品・・・チーズ、赤ワイン、チョコレートなど)

◎ノイリン・・・アレルギー反応を修飾する。

(含まれる食品・・・サンマ、タラ、サケ)

◎トリメチールアミンオキサイド・・・本来は旨味成分であるが、過剰摂取によりアレルギーを

 修飾する。

(含まれる食品・・・エビ、カニ、イカ、タコ、アサリ、ハマグリ、カレイ、タラ、スズキなど)